イタヤの想い

 

昭和38年創業の建材店とリフォーム会社のイタヤです。

 

 

 

どうしてイタヤリフォーム部で自然素材の塗り壁を推しているのか。

 

 

 

それはイタヤの歴史と関係があります。

 

イタヤは昭和386月に始めた小さな建材店が始まりです。先代である私の父が始めました。

私が幼いころは今よりもたくさんのセメントをはじめとする様々な材料が倉庫に高く積まれ、配達のトラックが忙しく出入りしていました。左官さんが引取りや注文に来て事務所は小さいながらも活気づいていました。私は一人っ子で住まいが事務所の2階にあったことからいつも事務所が遊び場になっていました。子供から見た左官さんは、いかつい感じでなんだか怖いおじちゃん達、という印象でした()

 社屋を今の場所に移転してからは事務所が部門ごとに分かれましたが建材部門は1階の、まさに会社の玄関口にあたるところに作られ、会社にとって大事な場所になっていました。

 

 大人になっても左官さんへの印象はあまり変わらず(もともと無口な職人気質の人が多い)なかなか話しかけることができませんでした。しかし長い間、建材部の顧問として切り盛りしてきた私の母は、左官さんとても気さくに話をしているのです。その様子を見て「そんなに怖い人たちじゃないんだな」と思いました。(本当はとても良い方ばかりです!)

私も歳を重ね、気がついたら子供の頃に感じていた左官さんへの恐怖心や苦手意識は無くなっていました。父から代表を受け継いだ後は、どうしたらもっとイタヤを支えてくれた左官さんに喜んでもらえるか、そして碧南市のお客様に喜んでいただけるリフォームが提供できるだろうかと必死に考えていました。 

やがて、左官さんの仕事内容に興味がわくようになりました。建材店の子として育ったのにほとんど建材部門で何を売っているのか、その材料がどうやって使われているのかを知らなかったのです。すべて母にまかせっきりでした。これではイタヤの代表者として、お客様である左官さんに失礼ではないかと思い、じっくりとイタヤの良いところとお客様に喜んでいただける接点を見つけようとしました。そして建材部で売っている材料をリフォームで活かすことができないかと思うようになりました。ある程度の大きさの倉庫があり、昔より数は減りましたが左官材料がそれなりに置いてある倉庫です。倉庫の中をじっくり見たことはありませんでした。改めてよく見てみると知らない材料ばかりがならんでいました。しかしその中に名前の知っている壁材を見つけました。そういえば若いころはあか抜けた雰囲気の洋風の部屋が好きだったけど、最近はちょっと趣のある落ち着いたテイストの空間がいいな、と思うようになってきたなと。この壁材はどんな色合いなのかな、どんな風に塗ることができるのかな、と思いカタログを見始めたら素敵な空間の施工事例がたくさん載っていてたちまち魅了されてしまいました。この壁材を使ってお客様の家の内装をキレイにできたら素敵だな、それにもしかしたら今まで材料を買いに来てくださっていた左官さんに恩返しができるかもそれない、カッコイイ左官さんの仕事を増やしたい、そう思ったのです。

 

 

 

ちょうどその頃、ご縁のあった方から自然素材の塗料を使った内装材を扱っている方を紹介していただいたこともきっかけとなり、自然素材の塗り壁のすばらしさに気が付いて「ぜひリフォームの提案に取り入れよう」と思い今に至ります。調湿性能や消臭性、有害物質の吸着分解など優れた機能を持ち合わせた自然素材の壁材は室内の環境を良くするだけでなく、住まう人の心を豊かにする効果もあるのではないかと思います。自然素材の塗り壁を使った内装リフォームでお客様に快適に健康に過ごせていただけるようにご提案いたします。